目次
フィヨルドランドペンギンの生息地と繁殖地と特徴など性格は攻撃的か
フィヨルドランドペンギンさんはどの様なペンギンさん?
性格や生活は?何処に住んでいるのでしょうか?
繁殖行動は何処でどんな行動をするのでしょうか?
特徴は、どんな特徴が有るでしょう?名前の由来や学名は?
この様な事まとめてみました。
ここから始めますよ!
①フィヨルランドペンギンさんの名前と学名の事?
名前は(英名)【 Fiordland ・ penguin 】 (和名 キマユペンギン)
学名=【 Eudyptes ・ pachynchus 】
【Eudyptes】= 優れた潜水者
【pachynchus】= 分厚い嘴
生息地の、フィヨルドランド島から、その地名にちなんで名付けられたのですね。
フィヨルランド島の地名は、
氷河によってできた、複雑な湾や入り江の姿を現す。(フィヨルド)と言う言葉。
これに因んで、フィヨルランド島と命名されています。
②フィヨルドランドペンギンさんの、特徴と、生息地は?
フィヨルドランドペンギンさんと、そっくりさんが、
スネアーズペンギンさんです。
金色に見える冠羽が、目の上を通り、後頭部で垂れ下がっていて、
分厚い嘴が有る事。
違いは2つ、
一つ目は、
目の下の頬の部分に、白い羽毛の線が3~6本有る事。
二つ目は、
嘴の付け根に、裸出した皮膚はない事。
嘴はスネアーズペンギンさんの方が太いのですよ!
なんか面白いですね!
フィヨルドランドペンギンさんとスネアーズペンギンさんの学名、
反対の方がしっくりする感じですよね。
是にはちょっとした訳が、有るのです。
皇帝ペンギンさんと、オウサマペンギンさん、
先に発見された、
ペンギンさんがその当時、一番大きかったことで、
(KING)王様ペンギンと名付けられました、
その後に発見されたペンギンさんが、
更に大きなペンギンさんだったのですね、
今から名前を変えることはできないと言う事で、
後で発見された、大きいタイプのペンギンさんに、
KINGよりも格が上の皇帝(Emperor)と名付けられたと言う事です。
これと似ていて、
スネアーズペンギンさんの方が嘴は太めなのですが、
フィヨルドランドペンギンさんの方が先に発見されて、
【pachynchus】= 分厚い嘴と、命名されていました。
そこで後に発見された、
スネアーズペンギンさんは、
【robustus】= 力強い と言う名前が付けられたと言う事なのですね。
赤ちゃんは、頭・喉・背中・にかけて、濃い茶色をしていて、
腹部は白い色をしている。
雛も巣立つ頃には、短い冠羽が生えてくる。
②⇒①生息地は何処でしょう?
ペンギンさんと言うと、南極や海での生活や繁殖を、
思い浮かべると思うのですが
フィヨルドランドペンギンさんは、森に棲むペンギンさんと言われています。
ニュージーランド南西
フィヨルランド島から、スチュアート島にかけて生活している。
3月初旬頃から6月頃までを、ここで過ごしているようなのです。
生息している一帯は、険しい崖が連なる、
フィヨルドランド国立公園を始めとする、数多くの、
手つかずの自然が残されている、数少ない自然の島と成っている様です。
ここは、世界自然遺産にも登録がされていると言う事なのです。
登録されている【テ・ワヒポウナム】は、ニュージーランドの国土の、
約1割に及ぶとても広い範囲が自然遺産として登録されています
テ・ワヒポウナムとは、
*先住民マオリ族の言葉で「翡翠の産地」という意味
【テ・ワヒポウナム】はニュージーランドの4つの国立公園から構成されています。
(ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園)・(アオラキ/マウント・クック国立公園)
(マウント・アスパイアリング国立公園)・フィヨルドランド国立公園)
場所は、ニュージーランドの、南東と南西部になります。
此処の場所も穏やかな環境では無いようです。
低気圧が、フィヨルドランド山脈にぶつかって、大雨が降る事に成るようです。
その雨は年間で、300日以上も降り続くと言う事です。
しかしながら、
この様な気候が、
20mを超えるナンキョクブナを育て、
巨大なシダが、ブナの下方で覆いかぶさると言う、
大昔と言うよりも恐竜時代を思わせる、自然が作り出されている。
手つかずの自然が残されている、奇跡のような島と成っています。
③フィヨルランドペンギンさんの繁殖地と行動は?
フィヨルランドペンギンさんの繁殖地と言えば、
ニュージーランドの南西の、フィヨルドランドからスチュアート島にかけて、
この島の森の中に、巣を作って繫殖をしていく。
殆どのペンギンさんは、繁殖行動は、夏場に行うのが普通なのですが、
フィヨルランドペンギンさんは、
厳しい冬場に、繁殖の時期を選んでいる。
皇帝ペンギンさんと、フィヨルランドペンギンさんの、2種だけに成っているのですね。
繁殖地が森の中なので、繁殖に良い事も有るようですよ!
殆どの日が雨が降って、嵐のような風も吹き、
寒さも厳しい、この時期の海岸線では、子育てにはとても向いていない。
更に天敵と成りうるカモメたちも上空を飛び交っている。
卵や雛たちが狙われてしまう、
繁殖地と成る、森の中では、この雨や風を防ぎ、
天敵の視界も、この森の木々が遮ってくれるのですね、
森の中に巣を作る事によって、温度と湿度が繁殖に良い方向に向いていると言う事ですね。
もう一つの利点は、
冬場の方がイカなどの餌が、豊富になると言う事も重って、
繁殖にとても適していると言う事です。
奇跡の島の奇跡の環境が出来上がっている感じですね。
採餌については、単独での採餌もするのですが、小さな群れを作って採餌する事も有るようです。
範囲は、繁殖地から10km圏内の沿岸で採餌すると、考えられています。
③→①フィヨルランドペンギンさんの繁殖の様子は?
森に棲むペンギンさんと言われているように、
繁殖地の巣は、フィヨルド岬の沿岸に沿った、熱帯雨林の中に作っていく。
巣の場所は、倒木の下や、空洞などを選んで作る、
岩の割れ目や、岩にある空洞などを選んで巣を作っていく。
急斜面を上がった高台に有る、シダ類の中などにも巣作りをする。
巣は単独が多いが、まれにコロニーも形成するらしい。
巣に対しての固着性はとても、強いようです。
フィヨルランドペンギンさんは、マカロニペンギン属の中では、
最も臆病なペンギンさんとされています。
外敵などがいて、攻撃的に成る事も、
その時は、頬を膨らませ白色の線を目立つように威嚇をする様です。
臆病でも親は強いですね!
繫殖は、雄が帰ってくる6月から7月、
産卵は、7月迄には殆どのペンギンさんの産卵は終了する。
2個の卵が生まれてくるが、最初の卵は放棄する、
2個目の卵を抱卵して、赤ちゃんを育てていく。
たまに1個目の卵が孵化をする事も有るのですが、
体も小さく、親からの給餌を、受ける事が出来なくて、
多くが生きる事が出来ていないようです。
雄のペンギンさんは、雛を抱卵斑に当てて保温をして守っていく。
雌のペンギンさんは、採餌の為海に出かける、
この時、雛に雌のペンギンさんは、給餌し続けていく。
雛は、孵化後3週間に成ってくると、歩き回るようになってきます。
そして、クレイシが形成されていく。
クレイシは、雛だけが集団で集まるだけ、なのですが、
ここのクレイシによって、雛たちは身を自分たちで守る事に成るのですね。
給餌の時は、クレイシから雛たちは呼び出される。
そして11月に成る孵化後60日から80日に頃に、
ちょうど生後10週くらいに成ります。その頃に、
雛は、換羽を済ませます、そして
陸を離れて海に出ていく、巣立ちの時がやってくるのですね。
親鳥は、この巣の近くで、凡そ3週間かけて換羽する。
換羽終了までの期間は飲まず食わずになるのですね、
この時ペンギンさんは、痩せてしまう。
体重が半分ぐらいに成ってしまう。
ペンギンさんは、食いだめが出来る体質なので、
飲まず食わずが出来るようなのですが、
簡単な事では無いようですね!
④フィヨルランドペンギンさんの、ちょっとしたお話?
フィヨルドランドペンギンさん、実は絶滅危惧種の認定を受けて更に、
危急種に成っています。この件については、国の保護下に置かれていると言う事です。
島への立ち入りも制限され、研究者でさえも簡単には入れなくなっている様ですね。
他の原因も、
オイルが漏れて、その影響を受けたり、漁業の関係で網にかかってしまったりする事も有るようです。
島においても、外敵を無くそうとする、国からの要請も出ている様です。これからを見守って行きましょう。
④⇒①もうちょっと気に成る事
フィヨルドペンギンさんだけでは無いのですが,
換羽についてちょっと気に成った事。
大人のペンギンさんが換羽するときは、雛の換羽とちょっと違うのです。
先ずエネルギーをためる所から始まります。
平均の餌の量は、いつもであれば、300g食べていますが、
換羽前に成ると、食べるえさの量は倍の600gも食べていきます。
体が丸々としてきます、
その内に、古い羽が全体的に浮いてきます。
そしてどんどん抜け始めていきます。
抜けていくと、したからすぐに新しい羽が、生えてくるのですね。
最後の方で古い羽が頭のところだけ残ったり、
首の回りだけ残ったりすると、鶏の鶏冠のようだったり、
時には、ライオンの鬣のようにも見えるときが有ります。
抜けた綿羽も、羽も、とても軽いのでちょっとの風で、
飛んで行ってしまいます。
⑤まとめ
フィヨルドペンギンさんは、森に棲むペンギンさんでした。
南極や南極の海岸などで、暮らしているイメージが強いと思いますが。
森の住人と言うペンギンさんでした。フィヨルドから、スチュアート島にかけての、
森の中に巣を作っていました。とても臆病なのですが、巣に近づく敵に対しては、
攻撃的に威嚇をするようでした。金色に見える冠羽が特徴で、
頬には羽毛による線が入ってることも特徴のひとつでした。
絶滅危惧種に認定されていて、この先の繁栄が気にかかるペンギンさんでした。
頑張れ!