キガシラペンギンの生活と繫殖地と赤ちゃんの事と特徴や性格は攻撃的
キガシラペンギンさんは、どんなペンギンさん?南極大陸で生活それとももっと違う場所、
ペンギンさんは、南極大陸ばかりで、生活しているものだと思っていました。が
森の中とかでも生活したり、集団行動をとったりして、天敵から身を守ったりする、
すべてがそういう感じでの、生活と思っていました。
ペンギンさんによってそれらが違う事が分って来ました、このキガシラペンギンさんも、
群れを成す事がないタイプのペンギンさんのようです。
それではひとつづつ始めていきます。
① どんな場所でどんな生活をしているのでしょうか?
キガシラペンギンさんは、
ニュージーランドの南東の南部、その南の島に限られて、生息していました。
氷の上ではなくて、森や藪の中での生活をしています。
一時は、生息地である、森や藪が、農地に成ったり、牧場に代わってしまったりで、
生活の場所を失ったり、人間により狩猟の対象に成ったりして、
キガシラペンギンさんの数が激減してしまいました。
絶滅の危機に陥った時期も有ったそうですが、保護対象に成って、
キガシラペンギンさんの減少は、今は止まっているようです。
普段の生活は、
集団ではなく単独での生活をしているようです。
海の近くに生息しているのですが、
巣とかは、森や藪の中に作っています。
①→①キガシラペンギンさんの採餌の方法?
外敵からの攻撃を避けるため、
日中の明るいうちは、
森の中の巣からは、ほとんど出る事が有りません。
日が沈んで夜になると、行動開始です。
魚など餌の確保に向かいます。
そして、朝になると、
巣に戻ってくると言う生活を繰り返しています。
その中には、1㎞も森や藪の中を通って、
住まいと海を、往復する事も有るようです。
よちよち歩きでとても大変なようですね。
普段の生活はこのような感じですが、
繁殖期にはどんな、
生活に変って往くのでしょうか?
② 繁殖の様子は、どういった感じでしょうか?
キガシラペンギンさんは、
中型のペンギンさんで、集団での行動はなく、
コロニーなども作る事も無いようです。
キガシラペンギンさん同士でも、あまり近づこうとする事も無いようなのです。?
②⇒①まず巣作りを、雄のキガシラペンギンさんが!
キガシラペンギンさんは、5月頃までに、
雄のキガシラペンギンさんの、巣作りから始まります。
普段の場合は、高い木の下の根元辺りに巣は作られるのですが、
繁殖できる森林などが減ってしまっている事も有って、
海岸部の斜面や、茂みなどにも、
巣が作られるように成っている様です。
研究の成果からもわかってきている事も有るようで、
お互いの巣が見える位置にあると、
繁殖の成功に影響が有ると言う、事が、
解明されていると言う事でした。
チョット驚きですよね。
そこまで解明するのは大変な事だったと思います、
これからの調査の進展にも期待大ですね。
キガシラペンギンさんは、そのような理由も有って、
お互いの巣が見えないような距離を保って、
巣作りはされていきます。
②→②恍惚のディスプレー!
巣が完成すると、
雄の雌への、アプローチが始まります。
首を上に挙げて、フリッパーをバタバタさせながら、
大きな声を発します。
この求愛行動があちこちで始まります。
この求愛行動の事を、
【恍惚のディスプレー】と、呼ばれています。
もう一つの行動に、羽繕いと呼ばれる行動が有ります。
お互いが、一緒になる相手の羽繕いをする行動の事です。
キガシラペンギンさんの絆はとても固いそうですよ。
人間も、見習うといいかもです。
②⇒③産卵と抱卵?
それから、
夏に入る前の9月の中旬から10月の中旬頃までに、
2個の卵を産みます。
一個目の卵が生まれてから、
4日後に、
二個目の卵の産卵が有ります。
卵は、カップルで交互に同じようにに温めあいます。
生まれた赤ちゃんの、育雛も平等に行われていきます。
赤ちゃんは生まれてから、2~3週間は、
安定した体温の維持をする事が出来ないので、
親鳥は交互で赤ちゃんを、
温めて挙げています。
赤ちゃんが育っていき、14週間で、雛は巣立っていきます。
一人前になるのがとても速いのですね。
自然界においては、普通の出来事なのかもしれませんが。
雛は、巣立ちと同時に、巣から突然いなくなってしまいます。
親のキガシラペンギンさんは、
巣に帰った時突然いなくなってしまった自分の子供を、
泣きながら探す事も有るそうです。
因みに、イワトビペンギンさんは、
1羽のひなだけ生かそうと子育てをするのに対して、
キガシラペンギンさんは、2羽とも巣立たせようと
頑張るのだそうです。
生まれついての性格なのかも知れませんね!
キガシラペンギンさんの、繁殖期間は150日以上かかっています。
コウテイペンギンさんや、オウサマペンギンさんの
繁殖期間を除くと、
キガシラペンギンさんの、繁殖期間は、最も長い繁殖期間と成っています。
ペンギンさんの中で、3番目に長いと言う事に成りますね。
②⇒④飲まず食わずの換羽!
雛が巣立っていくと、親鳥の換羽が行われます。
換羽の期間は、6週間くらいかかるようです。
換羽が終わるまでは海に入る事が出来ないのです。
育雛の頃から、食いだめをしているのですね。
子供を育てながら、
自分も次の換羽に向けての準備もしている事に成ります。
その時の食いだめの量によって、
換羽の期間も、変ってくると言う事なんですね。
換羽の期間は、海に入る事も、
食事も出来なくなってしまうんので、とても大変なのです。
換羽の期間中の羽は、古くなっていて、防水性も保温性も、
無くなってしまっているのですね!
その為、
冷たい海に入る事も、食事の捕獲も、
換羽が終了する迄は、
出来ない状態なんですね。
ペンギンさんは、絶食の期間がほんとに多く感じます。
頑張れキガシラペンギンさん!
③ 赤ちゃんペンギンの雛が成長に成る迄のお話
11月初旬に孵化します。
体温が安定するまで親に抱かれて、育っていきます。
赤ちゃんの目の色は最初は灰色をしているのですね。
産まれてから、2~3週間くらいで、
第2幼綿羽が生えそろいます、
この時の色は茶色に成っています。
生えそろう事で、体温の維持も出来るようになっていきます。
この時の羽は、親と同じ防水性が有ります。
頭の黄色いの模様はまだ現れていません。
この頃の、5~6週目に入る頃に成ると、
両親のペンギンさんは、
巣から離れるようになる事が、増えていきます。
5~8週目の雛は、
巣の回りをウロチョロするようになってきます。
3メートル以内のようですが。
③→①巣立ちをしてその後は?
2月中旬頃から3月中旬頃にかけて、
巣立ちをして行きます
その頃に成ると、キガシラペンギンさんの子供(幼鳥)は、
沖に出ていくようになります。
誰に教えられる訳でもないけれど、
自然と行動に現れていくようです。
とても不思議に感じてしまいます。
そして魚も取る事が出来るようになっていきます。
4月の初旬頃に成ると、(孵化をして5カ月後くらい)
目の色は灰色から黄色に変わって行きます。
そして1年たつと、徐々に黄色い模様が表れ始めます。
その頃には、若鳥の大きさも、
親鳥のキガシラペンギンさんと同じ大きさに成っています。
若鳥の時の換羽は2月頃換羽します。
繁殖行動は、雄のキガシラペンギンさんは、4歳頃から、
雌のキガシラペンギンさんは、2歳頃から、
始まるのですね、大人になるのがとても速いですね。
残念な事なのですが、キガシラペンギンさんが、
繁殖活動の出来るまで生き残る確率は、
本当に残念な事なのですが、
20%にも満たないと言う結果が出ていました。
④ 絶滅危惧種に設定されています。沢山の天敵も?
16世紀にニュージーランドに住んでいた、
キガシラペンギンさんは、実際のところ絶滅したとされています。
現在ニュージーランドに住んでいる、キガシラペンギンさんは、
他の島から移住してきたようなのですね。
近い将来、野生での絶滅の危険性が高い生き物に分類されています。
天敵も地上にも海にも存在しています。
海においては、アシカさんそして、人間における漁業においても、
網にかかったりしてしまう事も有るようです。
陸上においては、
犬や猫そして猪、オコジョ、フェレットなどが、
キガシラペンギンさんを、襲います。
キガシラペンギンさんは、絶滅危惧種に分類されています。
と言う事で、ニュージーランド南島に住むほとんどのペンギンさんの、
右のフリッパーには金属製の標識がつけられて、管理されています。
では、キガシラペンギンさんに会うにはどこに行けば会う事が出来るのでしょうか?
④⇒①とても、会いたいと思うのですが?
キガシラペンギンさんは、絶滅危惧種に分類されているので、
捕獲することはできません。
これまでに、日本に住む機会も、なかったようです。
その為、水族館とか動物園にも住んでいません。
キガシラペンギンさんに会うためには、
ニュージーランドに行くほかには方法が有りません、
と言う事に成ってしまいました。
ニュージーランドの5ヶ所あるうちの繁殖地のうち、
キャンベル島と、オークランド諸島への、
観光客の立ち入りは制限されています。残念な事ですが!
キガシラペンギンさんに会おうとするならば、
オタゴ半島もしくは、スチュアート島に、
観光に出かける方法しか会う方法はないようです。
この2ヶ所のうち、
オタゴ半島には、「Penguin Place」と呼ばれている、
保護区が有って、保護区内に設置されている、
巣箱には、10cm程の穴が、開いています。
そこからキガシラペンギンさんを、見る事が出来るようです。
あと一か所の繁殖地は、バンクス半島に成っています。
順番が逆になってしまったような気もしますが、
つぎは特徴と性格についてのお話です。
⑤ キガシラペンギンさんの特徴と性格は?
キガシラペンギンさんの特徴は、
黄色い頭と目が黄色い事が一番の特徴と成っていますね!
目から頭にかけて、黄色の線が入っているのも特徴に成っています。
この黄色は、キガシラペンギンさんが、
カロテノイド色素を持っているので、見る事が出来る唯一の
黄色になっています。
嘴は、先がオレンジ色で、顔に近くなるにつれて、
ピンク色に代わっています。
足もピンク色をしているのですね。
キガシラペンギンさんの雛ちゃんは、
全身が、チョコレート色をしていて、目の色は黒色をしています。
成長するにしたがって、親と同じように黄色が目立って行くようです。
⑤→①キガシラペンギンさんの、体長と学名?
体長は76cm位で、身長は73cmくらいに成っています。
身長は皇帝ペンギンさんと、オウサマペンギンさんの次に、
高い身長をしています。
3番目に成っていますよ!
(身長は=足から頭までの高さ)(体長は=嘴からしっぽの先までの長さ)
雌は雄のキガシラペンギンさんと比べると、
雄の方がやや、大きいのが特徴です。
雄と雌の区別は、それ以外にはちょっとなさそうです。
キガシラペンギンさんの、名前は
最大の特徴の頭の色が黄色いことから由来していて、
一般に言われる、別名の、キンメペンギンさんと言うのも、
目の色が、黄色であることがが由来と成っています。
学名がMegadyptes antipodes
ちなみにMegadyptes=大型の潜水者、でantipodes=地球の裏側の地点
ニュージーランド付近の、島々に、
キガシラペンギンさんが、生息していた事からも、この学名が付けられていました。
⑤→②キガシラペンギンさんの、繁殖地による亜種?
最近の研究の成果として、キガシラペンギンさんは、
3つの亜種が有る事が、判明したとの事です。
繁殖地によって、亜種が3つに分かれています。
(1 ニュージーランド南島の、オタゴ半島、スチュワート島 )
(2 亜南極圏内のオークランド諸島 )
(3 亜南極圏内のキャンベル諸島)
この3つの亜種に分類されています。
⑤→②性格は?
キガシラペンギンさんは、とても用心深い性格をしています。
特に、ニュージーランド南島に生息している
キガシラペンギンさんは、
人間に対しても用心深く、人影が有るだけで、
海岸に上がってこなくなってしまいます。
また、オークランド諸島に生息する、
キガシラペンギンさんは、人間の定住者がいないので、
人間の存在を気にすることなく生活しているようです。
キガシラペンギンさん同士でもあまり近かないと言う事です。
キガシラペンギンさんは、羽繕いをするときでも、
60cm位離れていたそうですよ。
多くのペンギンさん達は、コロニーを形成して、
天敵などから、身を守ろうとしますが、
キガシラペンギンさんは、コロニーを作る事は有りません。
キガシラペンギンさんは、天敵を避けるために、
夜に成ってから食料を取りに行っています。
この様な事からでも用心深さが感じられますね!
食料としては、イワシなどの小さな魚を好んで食べています。
イカなども食べるようです。
性格などは、住む地域によっても違いが出てくるようですね?
まとめ
キガシラペンギンさんの繁殖地の事や、繁殖の方法とか、卵を2個産む事、
2羽の雛を2羽とも育てようと努力する事、
森林や大きな木の幹辺りに巣を作る事、
とても用心深いことや、コロニーなどを形成して集団生活をしていないことなど、
とても孤高な性格をしていました。残念な事に、
絶滅危惧種に分類されている事、などが気がかりでした。
これからもっと、保護活動も進んでいき、生存していくことを願います。
将来日本の水族館にもやってくることを、とても楽しみに待とうと思います。
キガシラペンギンさん頑張れ!